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2015/07/22(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]なんで私だけ?

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2015・7.22 No.1392

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◆今日の断捨離 「[Q&A]なんで私だけ?」
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Q:なんで私だけ?

メルマガいつも楽しみに
拝読させて頂いています。
些細な悩みかと思いますが、
聞いてくださったら幸いです。

私の母は家族の誕生日(妹、弟、甥)の直前になると、
「電話でお祝いを言ってあげてね。」
と私に連絡を入れてきます。
それは毎年のこと。

でも私はほとんど今まで妹からも
弟からも誕生日の時に「おめでとう。」
と言われたことがありません。
(両親、妹、弟は遠方に住んでいます。)

なぜ母は私にだけ誕生日のことを
リマインドしてくるのかよく分かりません。

時々、なんで私だけが・・・と、
とてもモヤモヤした気持ちになります。

本当は母に
「私は兄弟からおめでとうって
言われたことないよ!」
と言いたいのですが、言えません。

この気持ち、どう処理したらいいでしょうか?

【40代 自営業 ダンボ様】

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FROM 川畑のぶこ

なんで私だけ?

妹弟と同様に、私だってお母さんの
子なのに、なぜ私だけ妹弟に気を
配らなければならないのか、
ダンボさんはそんな不公平感をお持ちなのですね。

不公平感は、相手が得をして自分は損をするとか、
差別されているという思いから湧いてきます。

しかし、今回のケースは、
妹弟は私や母から思いやりや祝福を得るのに
私は誰からもそれらを得られない、
私だけ与える側で相手が得る側、
という嘆きなのかと思います。

まず、ダンボさんのお母様は本当に
不公平に扱っているのか、すなわち、
妹弟だけ愛を受け、ダンボさんには
受けなくて良いと思っているのか、
ということに関して少し想像力を働かせて
何が起こっているのかを考えてみたいと思います。

まず、恐らくお母様の年代からいって、
「年上は常に年下を可愛がる」という
教育をされてきており、そのような
価値観をご自身の人生に採用しているかもしれません。

長女や長男は家族の中では
親代わりとして機能したり
期待されたりすることも多いかと思います。

すなわち、お母様からみると、
長女のダンボさんは心理的には親側の
感覚なのかもしれませんね。

数年の年の差があれば、妹や弟が
生まれた時点で、ダンボさんは妹弟に
比べて既にたくさんのことが出来たことと思います。

これが数年の差ではなく、一桁の差と
なればなおさらではないかと思います。

親がダンボさんを可愛がって来たように
ダンボさんも小さな者たちを
可愛がったのではないでしょうか。

もしかしたら、お母様はそのような
幼い時の慣習をそのまま平行移動して
現在に至っているのかもしれません。

「私と一緒に下の子たちを可愛がりましょうよ」と。

母親にとって子どもに愛を
与えることは苦痛ではなく、
むしろ喜びであるかと思います。

ですので、長女に苦行を強いる
気持ちはさらさらなく、共に愛を
分かちましょうという姿勢なのではないかと察します。

決して、「あんたは得せずに損する
側に回りなさい」という姿勢からではなく、
「共に得しましょう」という姿勢なのではないでしょうか。

まずは、この辺の理解を
深めてみることをおすすめします。

そして、次にお母さんの価値観に
沿ってダンボさんが生きなければいけないか?
ということに関しては、必ずしもそうではありません。

もちろん、NOと言ってよいのです。

私は長女ではあるけれど親ではなく、
同じ子どもなので、
平等に子どもとして接して欲しい
ということを伝えてみることです。

恐らくそのことを今日まで
コミュニケーションできなかったのは、
ダンボさんがお母さんにとって
いわゆる「いい子」であったからかと察します。

いい子でなければ愛を得ることが
出来ないと、様々な抑圧を抱えて
頑張ってこられたのだと思います。
それをやめることです。
大丈夫です。

お母様はダンボさんがいい子でなくても愛されているでしょうし、
万一「いい子」でいてくれるから愛しているのならば、
それはご都合主義の歪んだ愛のかたちであり、
応える必要はありません。

まずは、お母さんに対して
今回のダンボさんの問いである、
「なぜ私だけ?」ということを素直に
尋ねてみてはどうでしょうか。

「私も同じように妹弟から祝福を受けたら嬉しい」と、
批判からではなく、好奇心をもって尋ね、
自分自身の欲求を伝えてみてはいかがでしょうか。

お母さんは初めて気づいたかのように
ハッとされるかもしれませんよ。

しっかり者の長女のことだから、
下の子たちのように甘えたいという
ニーズがあったとは、ゆめゆめ思っていないかもしれません。

長女は常に我慢しなければいけないわけではありません。
欲を持って良いですし、それを伝える権利もあります。

これを抑圧してしまうと、
関係性が病んできてしまいます。
ぜひ、大切なお母様に、
ご自身のニーズを伝えてみてください。

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
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一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

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この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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