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2015/05/21(木)

【やましたひでこ】足りないくらいが丁度いい

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2015・5・20 No.1329

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◆今日の断捨離 「足りないくらいが丁度いい」

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おはようございます。
断捨離のやましたひでこです。

皐月二十一日、木曜日。
二十四節気「小満」

「小満」とは、あまり馴染みのない節気。
陽気が良くなり、万物の成長する気が
しだいに長じて天地に満ち始めること。

満ち始める・・・

だから、小満?
ならば、いっぱいに満ちることは
「大満」というのかしらね。

などど、そんなことが頭に浮かび
考えてみたのだけど、
「大満」という言葉は二十四節気にはないですね。

「小寒」「大寒」、「小暑」「大暑」
という大小コンビの節気はあるのに。

要は、暑さ寒さに大小はあったとしても、
気に大小はなく。

そもそも、
いっぱいに満ち溢れることを
自然は潔し<いさぎよし>とはしないのかもしれない。

だから、
自然淘汰なんてメカニズムがあるのかもしれない。

そうか、
いっぱいに満ち溢れることは過剰であり、
自然界の満ち溢れるは、
たとえば洪水や氾濫であったりと、
私たちにとっては脅威となってしまうことがある。

満たす
満ちる

それでも、私たちは、
常にいっぱいに「満たそう」とする欲求があるもの。

お腹を食べ物で満たす。
そうすれば、お腹は満ちていっぱいに。

空間をモノで満たす。
そうすれば、部屋はモノで満ちていっぱいに。

実際、お腹という空間も、
部屋という空間も、
いっぱいにしてしまったら
苦しいばかりですね。

だから、空間はいつも余裕を
残しておかなければならない。

だとしたら、食べ物を控える必要がある。
だとしたら、やみくもに収納で
詰め込むことは控える必要がある。

つまり、入り口での「断」が必要となってくるのです。

けれど、
目の前にある食べ物を断つことも、
目の前の食べ物を残して捨てることも
とても心苦しいもの。

たしかに、食べ物はモノの何倍もの
「もったいない」という気持ちが働く。

食べ残すことは、
食べ物そのものへの後ろめたさと、
作ってくれた人への申し訳なさと、
一緒にテーブルを囲む人への気まずさなど、
味わいたくない感情が伴うので、
残さず余らせることなく、
その場で自分の胃袋に収めてしまう方が
ずっとラクなのです。

もったいない
失礼なことのないように
捨てるなんてとんでもない

こんな周囲からの正義の言葉の数々に
晒されながら、私たちはずっと食卓を囲んできた。

同時に、食事を作る側も、

おかずが足りなかったらどうしよう、
お腹がいっぱいにならなかったら可哀そう、
品数が少なかったらみっともない、

そんな、いくばくかの脅迫的な気持ちをもって
食べ物を提供しつづけてきたように思う。

要は、
食事の作り手、提供する側は、
食べる側の胃袋をいっぱいに満たすことにウェイトを置き、
食べる側も、作り手に憚って、
自分のキャパいっぱいに
胃袋を満たそうとしてしまう。

どうでしょう、食卓には、即ち、
食習慣の根っこには、そんな過剰な
満たし合いの構造があるように思うのです。

食べ物が足りないのはいけないこと。
食べ物を残すことはいけないこと。

そんな私たちが無意識に
抱え込んでしまった観念を、

食べ物は足りないくらいが丁度いい。
多すぎたら食べ残すのは自然なこと。

といった観念に入れ替わったのならば、
食習慣が原因となる体調不良や悪化は
防いでいくことができるはず。

そうですね、
食習慣での本当の意味での断捨離は、
食べ物を断つということでもなく、
食べ残しを捨てるということでもなく、
これら食習慣の中の「観念の入れかえ」を
していくことなのですね。

さあ、
今日も、足りないくらいの食事で、
軽やかなごきげんな一日を!

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◎編集後記
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確かに、
料理をつくる側には
足りなかったら困る。

食べる側には、
お腹いっぱい食べなければいけない
という観念がありますね。

「足りないくらいが丁度いい」
は素敵な合い言葉ですね!

ー渡辺万里子

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この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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