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2014/10/15(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]夫ががんになりました…

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・10・15 No.1112

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Q:夫ががんになりました…

 

心の持ち方について質問です。

 

私は小さな事でくよくよするタイプです。
そして全ての原因は自分が
できが悪いからと思って生きてきました。

 

こんな私でも2度の結婚を経験し、
現在娘2人の母親で去年孫まで授かりました。
(上の娘は前の夫との子)
現在の夫とは20年連れ添ってます。

 

20年もの間、子育てや姑問題、
夫婦の問題に悩みはつきませんでした。

 

本当に毎日いっぱいいっぱいで
楽しむ事も知らず自分の気持ちを
何処に持って行けばいいかわかりませんでした。

 

そんな私の環境が変わりはじめたのは
断捨離を実践しはじめてからです。

 

(本当の意味もわからず、
何とか今の状況を変えたくて捨てまくりました)

 

一番驚いたのが、
元気な姑が娘の所へ勝手に出て行った事です。

 

主人は男1人で長い間母親と2人で暮らしており、
嫁姑のトラブルがあって別居を頼んでも
それだけは無理と聞き入れてくれなかったのに…。

 

私の中で絶対ありえない事だったんです。

 

前置きが長くなりましたが、
最初にお伝えした
心の持ち方を教え頂きたいのは
2つ目の大きな出来事です。

 

それは夫に癌が見つかり、
すでに手の施しようがないと言う
現実を突き付けられています。

 

余命数週間、後は本人のやりたい事を
やらせてあげて下さいと言われてます。

 

そう言われた時も私は自分をせめました。
もっとこうしてあげてたらとか
気遣ってあげてたらとか後悔ばかりです。

 

ずっと主人についててあげたいと思う反面、
何で私ばかりと言う気持ちが湧いてきます。

 

実際問題、家で泣いてばかり居られず
仕事に行きます。

 

周りは主人の事を気にかけて下さり
私によく見てあげて支えてあげてといいます。
つらいのは主人だからと。

 

私だって辛い。
でも、病気じゃないねんから
辛抱しないといけないと頭では
わかっていても心がザラザワします。

 

自分の気持ちは自分で建て直さないと
いけないとカラ元気出すのも疲れてしまいした。

 

病気の夫をかかえる妻の心の持ち方を
教えてください。

 

こうしている間にも夫は死に近づいています。
どうか教えてください宜しくお願いします。

 

【くぅちゃんママ様 40代女性】

 

―――――――――――――――――

 

FROM 川畑のぶこ

 

一難去ってまた一難

 

まこと、私たちの人生には絶え間なく
課題が押し寄せてきますね。

 

くぅちゃんママさんも、
これまでにたくさんの課題を乗り越え、
器を広げていらっしゃることが伺えます。

 

断捨離をされて、
嫁姑問題がひと段落したかと思いきや、
ご主人の病気と余命宣告。

 

あらたな大きな課題と
向かい合っていらっしゃるのですね。

 

大切な家族の重い病気や死と
向かい合うときに、
どのような心持ちで接すればよいかと
言うことに関しては、
おそらく周囲の人々はご主人を
何より優先してと言うことでしょう。

 

もちろん、目の前に死を控え、
物理的にも精神的にも周囲からの
サポートを必要とする相手に対しては、
自分の感情や気持ちはいったん横においておいて、
ケアに専念する必要がある状況も
多々発生することと思います。

 

ただし、手足は動いていても、
心の中では「自分も患者と一緒なのだ」
ということを覚えておいて、
自分自身へのいたわりの気持ちを
大切にしてあげてください。

 

患者の家族は「第2の患者」と言われます。

 

自分だって、辛い。

 

それは当然だ。
悲しんでいいし、落ち込んでよい。

 

周囲はどうであれ、自分だけは、
素直な自分を受け入れ、慈しんであげてください。

 

それをシェアできる人が
周囲にいるのなら、どんどんそうしてください。
患者さんにサポーターが必要なように、
サポーターにもサポーターは必要なのです。

 

苦しい気持ちを素直に認めたり、
相手に受け取ってもらったりすると、
逆に、心の負荷が軽くなり、
本来するべきことに淡々と向かい合う
エネルギーも出てくることも多いのです。

 

「しっかりしなきゃ」と苦しみや
悲しみに抵抗をしていると、
結局その苦しみが続いてしまうことも
少なくありません。

 

ご自身の中の苦しみを認め、
優しく包み込んであげてください。

 

それと同時に、死生観についても
少し振り返ってみることをおすすめします。

 

くうちゃんママさんは、
死に対してどのような信念をお持ちでしょうか?

 

仏教では、人間をもっとも苦しめるものが執着であり、
私たちが最も執着するのは、
モノでも、健康でも命でもなく、
「考え方」だと言われています。

 

実際に残りのいのちが数週間なのか数年なのか、
はたまた数十年なのかは誰にもわかりません。

 

ところが、いずれ私たちの全てに、
平等に死は訪れます。

 

その死に対して、どのような考え方を
持っているかは、私たちの日々の質や、
人生の質、そして大切な人との関わり合いに
大きな影響を与えます。

 

死んだら全ての終わりなのか、
それとも私たちの存在の本質は死後も
また違ったかたちで存続し、
愛する者たちと関わりつづけるのか…

 

死とは苦しみとともに闇に葬られることなのか、
それとも安らぎとともに光の中に導かれることなのか。

 

死とは人々から忘れ去られることなのか、
それとも人々の心の中に残ることなのか。

 

実際には死んでみないことには
分からないかもしれませんが、
私たちは物証できないことに関してはなおさら、
信じたいことを信じる理由があり、
その権利もあります。

 

無論、どんなに健全な死生観を育んでいても、
死の悲しみや寂しさを完全に取り除くことは
できないでしょうし、そもそもその必要も無いでしょう。

 

それでも、
健全な死生観を育むことによって、
私たちはよりしなやかに困難を
乗り越える勇気と希望を持つことができます。

 

ある患者さんが死の床でこのような言葉を残しました。

 

「先生、私の生命の芽は大きくならないのですが、
希望の芽はどんどん大きくなるのです」と。

 

そして「死後もその芽は成長するのがわかるのです。」と。
私たちはどのような状況下においても

 

希望を持つことが可能なのです。

 

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

 

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

 

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

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◎編集後記
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先日、
やましたひでこ断捨離塾の
収録にいきました。

 

断捨離塾では、毎月、
宿題をだすのですが、
皆さん、宿題を通して、
自分の思考の癖に気づいたり、
モノへの執着にきづいたりしています。

 

やはり、断捨離は行動してこそ!

 

やましたひでこ断捨離塾は、
やましたひでこからの毎月の音声が
送られる、プラス宿題がでます。

 

行動するきっかけにもなりますし、
一人でくじけてしまいそうな
断捨離へのモチベーションアップにも
役立ちます。

 

やましたひでこ断捨離塾、
本日までキャンペーンやっています

http://123direct.jp/tracking/cr/1gxbKU3y/180238/10199574

 

ー渡辺万里子

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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