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2014/07/30(水)

【川畑のぶこ】[Q&A]中学3年生の娘が、不登校です

カテゴリー:メルマガバックナンバー, 川畑のぶこ

 

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2014・7・30 No.1035

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◆今日の断捨離 「[Q&A]中学3年生の娘が、不登校です」

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水曜日はメルマガ読者の方から
いただいた、 川畑のぶこへの相談を
あなたにシェアさせていただきます。

 

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Q:中学3年生の娘が、不登校です。

 

中学3年生、娘の悩みです。

 

中学1,2年生の時、
女友達からのひどい裏切りにあい
現在不登校です。

 

不登校になって7ケ月が経ちました。

 

不登校専門のカウンセリングを
うけていますが、
まだ再登校できない状態です。

 

私は常識にとらわれず、
『今、私たちに与えられた試練だ』と
なんとか精神状態を保っていますが。。。

 

正直、内臓がえぐられるような毎日です。

 

子供が学校に行くのは
普通で当たり前の事ができない。。。

 

本当に辛く悲しいです。

 

娘がこのような状況でも
何もできない自分(親なのに)。。。
無力を感じます。

 

【50代 女性 Pineapple様】

 

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FROM 川畑のぶこ

 

A:

愛する我が子が不登校になる…
とても心が痛みますね。

 

このような時に、
Pineappleさんはじめ
周囲のサポーター(とくに家族)が
どのように娘さんに接するかは、
娘さんの癒しの過程において
とても大きな役割を担っていると思います。

 

まず、第一に育んでいただきたい姿勢があります。

 

それは、
「子どもが学校に行くのは普通で当たり前」
という姿勢を手放すことです。

 

これは決して娘さんにそういう姿勢を
育ませるさせるということではありません。

 

もちろん、そうできたに越したことは
ありませんが、それよりもまず周囲が
そのような姿勢を育み接するということです。

 

ではどうそのかわりにどのような姿勢を
育めば良いかというと、

 

「我が子は唯一無二の個性ある人生を歩んでいる」

 

と受け止めて、
今、娘さんに起こっていることの
全てを受け入れ、
痛みを包み込むことです。

 

大変な事件に巻き込まれた
惨めな我が子ではなく、
大変な試練を懸命に乗り越えようとしている
勇者としての我が子をケアしてあげてください。

 

「もう7ヶ月も経っているのに」
という周囲の姿勢は、言葉にせずとも
非言語的なエネルギーで伝わるものです。

 

娘さんも自らに同様のプレッシャーを
与えています。

 

そこに周囲から同様のプレッシャーが
加わることは、
状況を悪化させるだけで、
何の解決にも結びつきません。

 

どうか、
「彼女の個性に沿って、必要な課題を
必要な時間をかけて癒えていく」と
信頼してみてください。

 

平均的、あるいは標準的に生きる事が
人生を幸せに生きることだとは限りません。

 

痛みを伴うことが人生に起きたことは
残念なことではあります。

 

ところが、それをバネにして
より良き人生を送ることは可能です。

 

PTSD(心的外傷後ストレス障害)
という言葉を私たちはよく耳にすると
思います。

 

ところが、
PTG(心的外傷後成長)というものも
存在します。

 

辛い試練を乗り越えて、
その人が人間として
大きく成長するということです。

 

これは、以前の状態に戻ることではなく、
以前以上に人間的に大きく成長することを意味します。

 

精神科医学者のフランクルは
強制収容所の中でさえも、
希望を持って、
日々を送る人がいたと報告しています。

 

そのような人々は、
人の痛みがわかるが故に、
真に大切なものは何かを知り、
自らの経験を人々や未来の社会に
役立てようという福祉の精神をもって
豊かに人生を切り開いていることが特徴的です。

 

娘さんが、
Pineappleさんご家族にとって
今回の事件が苦しみを伴うことは
間違いないでしょう。

 

ところが、
痛みを伴う大きな事件を乗り越えて、
大きく成長する機会ともなり得るのです。

 

周囲の人々の温かさに触れることは
この成長を促進させる大切な要素です。

 

また、娘さんだけでなく、
ご家族も大きく成長することでしょう。

 

どうか、希望を持って前進されますように。

 

PS
水曜日の断捨離メルマガでは
お寄せいただいた質問の中から
一つ取り上げてお答えしています。
(不定期)

 

あなたが今抱えている『悩み』を
お聞かせください。

 

質問はこちらから

https://business.form-mailer.jp/fms/99a39ced23382

 

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◎編集後記
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PTG(心的外傷後成長)という言葉が

あるのですね。

人は、いろんなことを経験しながら
成長していくしていくのですね。

 

自分自身も、
いろいろな変化や経験の中で
希望をもって進んでいきたいと思います。

 

ー渡辺万里子

 

PS
ベーシックセミナー2.0の
東京開催が決定しました。

 

今回も満席が予想されますので、
事前エントリーという形を
取らせていただきます。

 

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お早めに

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

川畑 のぶこ

心理療法家 ・ 断捨離アンバサダー

 

東京都出身。米国マサチューセッツ州エンディコットカレッジ卒(AA)後、経営コンサルティング会社、貿易会社勤務を経て、米国にて通訳・コーディネーターとして独立、通訳の仕事を通じて心理療法に出会う。

 

2002年に日本帰国後、都内を中心とした複数の医療機関において、がん患者や家族のメンタルケア、および心の悩みやストレスを抱える人々に対して日々カウンセリングを行う。そのほか患者会の指導、セラピスト養成研修の指導、医学部での講義、一般市民向けの講演・講義を全国各地にて行う。

 

「断捨離」を自ら実践し、メンタル面へ及ぼす影響を認識したことから、「断捨離」メソッドの普及にも取り組む。

 

断捨離関連著書:「断捨離のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離~私らしい生き方のすすめ」(同文舘出版)、「断捨離アンになろう」(ディスカバー21)等

 

所属学会:日本心身医学会・日本サイコオンコロジー学会・日本予防医学会 等

 

 

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