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2014/06/19(木)

【やましたひでこ】“維持”という創造

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2014・6・19 No.994

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◆今日の断捨離 「“維持”という創造」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

水無月六月十九日、木曜日。

 

二日後の21日は夏至。

 

夏至には、昼が一番長い日という
天文的な意味の他に、
特別な暦としての営みがあるよう。

 

だから、
夏至をお祭りとして祝う風習は、
昔から世界各地にありますよね。

 

それぞれの地で、それぞれの人々が、
さまざまな意味を込めて過ごす日。

 

そうですね、実は私にとっても、
この夏至は、何故だか、
いつも不思議なめぐり逢いが起こる日。

 

さあて、
明後日はどんな夏至になるのかしらと、
想いを馳せる今日この頃。

 

ああ、私、この日ばかりは、
スピリチュアルな想いに耽ることなるようです。

 

◇◇◇◇◇

 

昨日の川畑のぶこさん担当の
断捨離メルマガを、
お読みいただけただろうか。

 

のぶこさんの記事にあるように、
彼女の故郷である奄美群島沖永良部は、
自然と深く繋がることができるとてもスピリチュアルな地。

 

たしかに、この沖永良部で過ごすした数日間は、
とてもとても静謐な氣の中にいられた。

 

けれど、それと同時に、
かなりの数の残念な現実を目の当たりにすることも。

 

それは、たぶんに私の個人的な感慨でも
あるのだけれど、
どうか、それはご容赦いただきたく。

 

私は、ここ沖永良部で出逢うことのできた、
美しい海や森、可憐な花々や蝶たちと
いった自然もさることながら、
なによりも気に入ってしまったのは石垣。

 

ああ、魅入られてしまったのですね、
至ることろにある石垣の造形美に。

 

道路ののり面にも、畑を囲むのも、
家々の塀にも、珊瑚でできた石たちが
素朴なままに積み上げられて、
沖永良部の自然と見事に調和しているさま。

 

人工的な造作物でありながら自然を
損なうことなく、かえって美しさを
醸し出している石垣の連続する光景。

 

私は、手つかずの自然の美しさも
さることながら、
そこに住み暮らす人々の智慧と美意識、
感服と敬服を覚えるのです。

 

ところが、その石垣群、
今や、コンクリートやブロックに
取って変わられようとしている。

 

それも、徐々にではなく急激に。

 

そう、石垣を修復再生するよりは、
コンクリートで固める方がずっと簡便だから。

 

私の目には、それが、
粋から無粋へと入れ替わっているように映る。

 

なぜなら、コンクリートやブロックは、
経年劣化がその運命であるけれど、
石垣たちは、逆に、経年とともに
味わいを増していく存在。

 

たしかに、石垣は、保全の手間がかかる。

 

木の根の生長で崩れることもあり、
修復と再生を常に繰り返していかなくてはならないから。

 

そうですね、私たちは、
何かを作り出していくことには
とても熱心だけれど、
その作り出したものの維持管理や
保全には、それ程の熱意は持てないようだ。

 

それは、維持管理は、
ただコストがかるだけの作業、
時間と労力を消耗するだけで
何も作り出さないという
思い込みがあるからだろう。

 

でも、果たして、維持管理や保全に、
何の創造性はないのだろうか。

 

そんなことは、ありませんよね。

 

維持管理に時間も手間も惜しまないことこそ、
美しさの継続的な創造に他ならないはず。

 

美しさを常に産み出して続けているのが、
維持管理であり保全。

 

何かを作りだすことが価値あることだとすれば、
それと同等、あるいは、それ以上に、
維持管理、保全も美しさの創造という価値がある。

 

そんなふうに、価値観の転換ができたのなら、

 

私たちが住む家の空間にも、
私たちの暮らす街にも、
私たちが生きる土地にも、

 

美しさが溢れていくに違いないのです。

 

どうでしょう。

 

この石垣については、どうぞ、ブログ記事もご覧下さいね。
http://ameblo.jp/danshariblog/entry-11879971500.html

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに、いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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手間をかけるからこそ、
美しさがあり、ぬくもりがある。

 

「維持」とは、
何も生み出さないということではなく、
美しさ創造しているという視点には、
新しい気づきがありました。

 

手間をかけて維持をしていくというのは
0から生み出すこととは違う
創造のエネルギーがあるのですね。

 

―渡辺万里子

 

PS

 

やましたさんと旅行へいったら、
自分では意識もしないようなことに
気づきそうですね。

 

自然にふれあいながら、やましたさんの
視点を身近で感じられるチャンスは
こちらから

http://123direct.jp/tracking/cr/XDPkc2vV/171515/12136453

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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