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2014/06/02(月)

【やましたひでこ】「生まれつき」という危うさ

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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やましたひでこ公式メールマガジン「断捨離」
2014・6・2 No.977

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◆今日の断捨離 「“生まれつき”という危うさ」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 

水無月六月二日、月曜日。
さあ、夏に向かってまっしぐらの季節!

 

カレンダーをめくりながら、
この夏のバケーションの計画に、
早くも?、あれ、遅いのかな?
心が動きます。

 

さて、今日のメルマガは、
先週は北海道、今週末は
初めての沖縄へと、移動の続く中、
めずらしく地元の石川から発信。

 

そうですね、よく、
そんなに移動続きで大変ですねと、
言われることがあるけれど。

 

いえいえ、なんのなんの!

 

きっと、生来の根なし草、
私にとって移動は苦になるものではなく、
かえって移動のない暮らしのほうが、
息が詰まるように感じるかもしれない。

 

本当に、人それぞれですよね。

 

ところで、生来の根なし草
だなんて、「生来」という言葉を
簡単に使ってはいるけれど。

 

生来<せいらい>とは、
生まれたときからの性質や能力。

 

これって、実のところ、
とっても疑わしいことなのかもしれない。

 

これって、なんの根拠もなく、
そう言っているだけなのかもしれない。

 

これって、自分の勝手な
思い込みかもしれない。

 

どうでしょう。

 

だから、この言葉を持ち出す時の、
自分自身を振り返ってみると、
こんなことが見えてくるのです。

 

生来とは、言い訳。
生来とは、現状維持。
生来とは、変化、行動への怖れ。

 

私は、生まれつきこんな性分なんです、
と、周囲に宣言してしまえば、

 

その周囲への宣言は、
自分自身への宣言でもあるのだけれど。

 

今、自分のしていることに、幾ばくかの
正当性を持たせることができる。

 

同様に、今の自分のあり方にも、
説明と解説をつけることができる。

 

更に、怖れから行動を回避している
自分を、カモフラージュもできる。

 

だって、わたし、
生まれつき、こんな性分なんだから、
しょうがないじゃないですか!

 

と言ったふうに。

 

ああ、生来とは、
そして、その類の「生まれつき…」
などという言葉は、とても用心が必要。

 

たしかに、周囲に対しては、
諸々のエクスキューズとはなるけれど、
自分の可能性を閉じる宣言でもあるから。

 

もしも、不用意にこんな言葉を
使っているならば、セルフイメージを
固定させていくことになる。

 

もしも、無自覚にこんな言葉を
繰り返しているならば、自分の
生きる範囲を狭めていくことになる。

 

もちろん、生来の性分は、
なにかしら誰にでもあるのでしょう。

 

けれど、だからといって、
自分の性分を自分で決めてかかる
必要は、どこにもありませんね。

 

そして、生まつきの性分だけが、
自分の人生をすべて決定する訳では
ないことは、言うまでもないですね。

 

有難うございます。

 

あなたとの出逢いに、
いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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偉業を成し遂げた人…たとえば、
オリンピックで金メダルをとった人は、
生来、その才能があったから。

 

それは、間違いではないでしょう。
しかし、それは生来の才能だけで、
成し得たものではありませんよね。

 

そこに至るまで、それこそ私たちが
想像もできないような努力や練習があった
はずですし、それを生まれつきの才能
という言葉だけで片づけるのは失礼です。

 

後天的に身につく、あるいは発掘できる
才能や強みだってありますから…それらの
可能性を自分の思い込みで閉じないような、
行動、考え方は、やはり重要ですね。

 

―安永周平

 

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What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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