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2014/03/27(木)

【やましたひでこ】桜の潔さ、百合とは対照的に…

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2014・3・27  No.910

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◆今日の断捨離 「桜の潔さ、百合とは対照的に…」

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ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。

 
弥生三月も最後の週となって、
桜の開花情報も北上中。
出張先の九州鹿児島では、
満開近くの桜の花々と出逢うことができ。

 

東京に戻れば、ようやく「蕾ほころぶ」頃。

 

地元の北陸石川に帰れば、
きっとまだまだ「蕾固し」に違いない。

 

桜とは不思議な力を秘めたもの。

 

溢れるばかりに、
こぼれるばかりに咲き誇り、
見事なばかりに散っていく潔さ。

 

決して、しがみついたりは
しないのですね。

 

ああ、こんな生き方をしたいと、
憧れてもみるけれど。

 

その一方で、私の部屋には、
先日買い求めた大輪の百合の切り花が、
こんな姿を見せてくれる。

 

高い香りとともに強烈な存在を
示す大きな白い百合たち。

 

でもね、最後は桜とはまったく対照的で。

 

散ることはなく、
茶色に枯れたままの花びらが、
いつまでもしがみ付いているのです。

 

かつての真っ白な華麗さとは、
あまりに異なる姿を晒し続ける。

 

これもまた生き方のひとつのよう。

 

この二つの対照的な花たちの有り様。

 

どちらを好み、
どちらを愛でるかは、
それこそ人それぞれで。

 

そうですね、桜にも百合にも、
正しい正しくないはないのだから。

 

咲き誇った自分。

 

それは、必ずかつての事になる。
私たちは時間の経過の中に
生きる存在だから。

 

自分の有り様は、心も身体も、
その時間の経過とともに、
変化をしていく。

 

それが自然なことだから。

 

咲き誇った後の自分。

 

潔い引き際の最後か、
醜態を晒してまでの最後か。

 

ここにも、正しい、正しくないは、
ないのでしょう、きっと。

 

どちらを選択するかは、
自分自身の決断。

 

だって、潔ぎよくあろうとする選択も、
醜態を晒してまでもする選択も、
そのどちらも、とても
勇気がいることだから。

 

そう思うから。

 

他人にどう思われるかとか、
他人にこう思われたいとか、

 

そんな次元にいない自分自身の
始末のつけ方、自らの意図意志ある
選択決断のつけ方。

 

さあて、どっちを
選択しようかしら、この私。

 

でもね、実のところ、
桜も百合も、自分の始末のつけ方を、
選択決断している訳でないですよね。

 

ただただ自然のメカニズムに添って、
自然に咲いて自然に終わっていく。

 

私だって、同じ。

 

潔くありたくても自然には死ねず、
醜態を覚悟しても死はやってくる。

 

命とは、そういうものなのですよね、
そう、肉体に限って言えば。

 

でもね、だとしたら、
せめても社会とのかかわり方でも、
人との関係の持ち方続け方でも、
意図意志をもった選択決断が
できる自分でいたい。

 

いつまでも、かつての関係に囚われるのか、
ずっとずっと現状維持の関係に拘るのか、
どこまでも変化に気づかないふりの
関係で済ませるのか。

 

それとも、関係の変化を受け入れ、
その変化を受容していくのか。

 

自分で意識し、
自分で受容し、
自分で決めて。

 

やはり、そうあれる自分でありたいと。

 

実のところ、その結果が、
たとえ潔くても、たとえ醜くてもね。

 

どうでしょう。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに
いっぱい愛を込めて。

 

やましたひでこ

 

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◎編集後記
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自分の意図意志によって決断すること。
「自分らしく生きる」とは、やはり、
そういうことなのかもしれませんね。

 

―安永周平

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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