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2014/02/27(木)

【やましたひでこ】「ゴミ屋敷」ですって?

カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー

 

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2014・2・27  No.882

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◆今日の断捨離 「「ゴミ屋敷」ですって?」

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ごきげんさまです。

断捨離のやましたひでこです。

 

記録的な大雪と冬季オリンピック。

 

いつもは地味であまり目立たない2月も、
今年ばかりは記憶に残るものとなったよう。

 

その2月如月も明日でお終い。

 

長い列での順番待ちの末、
ようやく自分の番が回ってくるような、

 

なんだか長いアプローチを経て、
いよいよ滑走路に出られるような、

 

そんな待ちかねていた思い。

 

これが春、弥生三月を迎えると
いうことなのかもしれませんね。

 

◇◇◇◇◇

 

ところで「ゴミ屋敷」という言葉は、
いつ頃から生まれたのかしらね。

 

どうでしょう。

 

けれど、ゴミ屋敷の住人さんは、
どうも自分の家をゴミ屋敷とは
思っていない場合がほとんどのよう。

 

そうでなくては、あのような
凄まじい状態の家には住めないだろうし。

 

そして、そこまでいかないまでも、
モノを溜め込み続けた挙句の家も、
かなりの割合で存在するのだろうね、きっと。

 

「溜め込み屋敷」

 

そうですね、
その溜め込み屋敷の住人さんも、
ゴミ屋敷の住人さん同様、
自分のモノの溜め込みに、
まるで危機感を抱いていない
としたら、どうなんだろう。

 

それどころか、
モノに囲まれていないと安心できない、
なんて思っているかもしれないし。

 

だとしたら、片づかない
という悩みを抱えているほうが、
捨てられないと嘆いているほうが、
よっぽど健全なのかもしれない。

 

少なくとも、問題を
問題視できているのだから。

 

ゴミに無感覚な結果が招くゴミ屋敷
ガラクタに無自覚な結果が招く溜め込み屋敷
モノに無意識な結果が招く散らかり屋敷

 

無感覚
無自覚
無意識

 

人は、どこまでも無感覚となりうるもので。
人は、ひたすら無自覚となりうるもので。
人は、ともすると無意識となりうるもので。

 

それはそれは怖いくらに。

 

そして、私はこうも思うのです。

 

無感覚は、強烈な孤独にさいなまれたゆえ。
無自覚は、慢性的に抱えた不安のゆえ。
無意識は、日常的に過剰に晒されていたゆえ。

 

私たちは、孤独をモノで埋めようとし、
不安をモノで解消しようとする。

 

そして、私たちは、不足を怖れるあまり、
過剰に対しては見て見ぬをする。

 

モノとは有り難い存在。

 

モノは、私たちを豊かにしてくれ、
慰めてもくれ、癒してもくれる。

 

けれど、モノとは侮れない存在でもある。

 

モノは、私たちから空間も時間も奪い、
私たちを消耗させるものでもある。

 

なにより、モノは、
私たちから意識を奪う。
思考も感覚も感性さえも損なう。

 

モノとは怖ろしいもの。

 

でもね、ここは踏まえておきたい。
やはりどこまでもモノは無実なんですね。

 

結局、モノをそんな立場に
追いやってしまうのは、私たち自身。

 

実際、モノに余計な力を持たせて、
モノを怖ろしい存在に仕立てしまうのは、
モノとの関係を誤ってしまった私たち自身。

 

そうですよね。

 

結局のところ、私たちの過剰な執着が、
モノたちに負の想念を蓄積させてしまう。

 

そして、自らがそれらの蓄積によって、
モノから負の影響をこうむっているとしたら。

 

原因と結果の法則

 

原因が自分にあると気づけば、
解決策も自分の中にある。

 

結果を計らうのも自分次第。

 

片づけられない悩み。
捨てられない悩み。

 

そんな健全な悩みの中にいるならば、
きっときっとなんらかの手だてに、
辿りつくことは可能なんですね。

 

有難うございます。
あなたとの出逢いに
いっぱいの愛を込めて。

 

やましたひでこ

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◎編集後記
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片づけたいのに片づかない…と悩むこと。

 

散らかった部屋を問題視しているのならば、
それは健全な状態で、「片づけ」について
しっかりと知ること、間違いを正すことで、
そんな悩みは解消してしまうはずです。

 

―安永周平

 

What’s danshari ?  Let’s danshari !  Viva danshari ♪

 

 

 

 

 

この記事の執筆者について

 

やましたひでこ

クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒

 

学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。

断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。

全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。

処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。

 

 

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