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2012/07/09(月)
【やましたひでこ】夫の断捨離
カテゴリー:やましたひでこ, メルマガバックナンバー
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2012・7・9 No.284
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ダンシャリアンの皆様、ごきげんさまです。
断捨離のやましたひでこです。
どうもね、仕事での出張が終わって自宅に戻ると、
意識は、自然と内面へと向かっていくよう。
実際、外へ向かって出ていくことは、
自分を外へ外へと拡張させていくこと。
実際、内へと戻ってくることは、
自分を内へと内へと収縮させていくこと。
もちろん、自ずとそうなる。
拡張と収縮
それは、命のメカニズム。
それは、陰陽の宇宙のバランス。
そうですね、あまりに外側での活動が続いたのでね、
そろそろ、内側に戻っておいでと、
もう一人の私が囁きかけてくる。
この声は、どうにも無視するわけにはいかないようですね。
はい、ダンシャリアン、断捨離仲間のあなたへ、
今日も、メールマガジンをお届けします。
あなたとわたしの「ごきげん度」UPに、
より貢献できることを願いつつ。
◆今日の断捨離 夫の断捨離
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FROM やましたひでこ
「後期高齢者」と名乗る読者さんから、
こんなメールを頂戴しましたよ。
文面からすると、おそらく男性読者さんですね。
ここから——————————-
しかし一番捨てたいものが「夫」とは、、、
世間のオジサンが聞いたら、悲しむかもしれませんね。
オジサンが悲しむより 夫を捨てたいと思う大半は、
世間知らずの可哀そうな女ではないかと思う。
物が溢れて心が貧しくなっている日本。
世界でもトップクラスの豊かな社会なのに不満を煽るマスコミ
福祉の言葉で税金にたかる偽善者
それに乗せられて、自分も不幸と思わせられている多くの日本人。
せめて一年間福祉予算(国地方共)をゼロにしたら、
犠牲者らしいものも出るだろうが、
有難い日本人社会を身にしみて感じ、
自殺行為的不満は少なくなり、
感謝の気持ちで前向きに生きられる人が多くなるように思うが、
日本列島半分が災害で壊滅してもダメかな?
敗戦当時を考えたら天国なのに、
高齢者もたかり屋になっているように感じ情けない。
79歳の後期高齢者です。
ここまで—————————–
そうですね、冒頭の一文は、
婦人公論の「断捨離」特集号での読者アンケート結果、
『一番捨てたいもの、それは夫です』
のキャッチコピーに反応されたものでしょう。
http://ameblo.jp/danshariblog/entry-11192030086.html#main
やました、思うのですよ。
夫を捨てたいと思うのは、妻のまったくの勝手自由ではあるけれど、
捨てたいと思いつつ、捨てることに伴うリスクを怖れ、
ただ不満をつのらせて、捨てたい別れたいと愚痴を垂れ流す・・・。
だとしたら、この「後期高齢者さん」の言うように、
「世間知らずの可愛そうな女」と評されても致し方ないと。
「捨てたい」と「捨てる」は違う。
思うことと、それを行動に移すことは、次元が違う。
捨てるという行動は、覚悟と勇気が伴うもの。
そう、リスクも、ちゃんと引き受けるという覚悟と勇気がね。
どうでしょう。
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そして、このメールを読んで、やましたは、
先日の断捨離合宿での受講生さんの言葉を思い出す。
この受講生さんの悩みは夫との関係。
夫の存在が、彼女をひどく煩わせていたよう。
けれど、合宿の最後に、彼女は皆を前にして、
こう語ったのです。
「今まで、すべては夫のせいと思い込んできたけれど、
自分のせいだったことがわかりました・・・」と。
不思議ですね。
この2泊3日の合宿で、私は、人間関係論は展開せず、
ましてや、パートナーシップについては、
一言も言及していないのだから。
ただしたことは、ひたすら身体をほぐし、
心を溶かしていくアプローチを重ねたこと。
固まっていた身体と心は、たったひとつの視点に、
彼女を固着させ、彼女を縛っていたのかもしれない。
囚われた視点では、拘った視点では、一面しか見えない。
対象物、対象者は、常に、悪役としか映らなかったのだろう。
もし、多彩な視点がもてたのなら、他者のとの関係も、
自在な位置取りで捉え直すことは、いくらでも可能なんですね。
断捨離とは、視点の変化。
断捨離とは、自在。
そう、断捨離とは、ただ捨てるにあらず。
いかがでしょう。
有難うございます。
あなたとのご縁に、いっぱいの感謝を。
やましたひでこ
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この記事の執筆者について
やましたひでこ
クラター・コンサルタント
東京都出身。石川県在住。早稲田大学文学部卒
学生時代に出逢ったヨガの行法哲学「断行・捨行・離行」に着想を得た「断捨離」を日常の「片づけ」に落とし込み、誰もが実践可能な自己探訪メソッドを構築。
断捨離は、心の新陳代謝を促す、発想の転換法でもある。
全国展開している「断捨離セミナー」は、年齢、性別、職業を問わず受講者から圧倒的な支持を得ている。
処女作『断捨離』<マガジンハウス>は、日本はもとより台湾、中国でもベストセラーとなり、『俯瞰力』『自在力』<いずれもマガジンハウス>の断捨離三部作他、著作・監修を含めた関連書籍は累計300万部を越えるミリオンセラー。
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